子宮内膜症と診断されてから最初の数か月、お菓子や動物性食品などを避け、調味料を自然なものに変え、身体の中が浄化させれていくような感覚がありました。腹痛などの症状はほぼ出なくなりました(低用量ピルを服用していたこともありますが)。
そんな時私は、『子宮内膜症 症状緩和のためのナチュラルセルフトリートメント(バレリー アン ワーウッド、ジュリア ストーンハウス著 飯嶋慶子訳)』という本に出合います。子宮内膜症の治療を受けながら、自分でもできる自然な手当方法をたくさん紹介していました。自然療法でチョコレート嚢胞を消滅させたかった私には、ぴったりの本でした。
以下に、この本の概要と私が参考にした箇所を記載していきます。
書籍の概要
この本の前半の部分では、子宮内膜症の症状や原因が解説されています。後半から具体的なセルフトリートメントプランについてたくさんの情報が書かれています。セルフトリートメントプランの内容は以下の通りです。
- 食事:オーガニックや加工されていない食品を摂る、水について、サプリメント
- 運動
- ボディーブラシ
- 精油を用いて症状を緩和する
- ハーブ
- ストレスを減らす、心構えなど
- パーソナルケア製品や家庭用品を見直す
- 補完療法として、上記以外のハーブ療法、アーユルヴェーダ、ボディーワーク、鍼と指圧、水療法、ホメオパシー、ティッシュソルト、フラワーレメディー、ナチュロパシー
※分かりやすく記載するために内容をまとめ直しています。
私が参考にした部分
この本に書いてある内容全てを実践しようとなると費用も時間もかかりますので、自分にできそうなこといくつかを実践することにしました。食べ物、精油、ハーブに関しては別の記事で詳細を書こうと思います。
食べ物に関する部分は、それまでの数か月実践してきたことを上書きするイメージで参考にし、基本的な指標としました。サプリメントはこの時は摂らなかったのですが、後に体質改善をしたくて摂っていた時期もありました(効果はよくわかりませんでした)。
精油を用いたセルフケアは手軽にできるものだけ行い、1年程続けてやめたと思います。精油はずいぶん後に植物療法に出会った時に再び取り入れるのですが、その時とは使い方が違いました。
ハーブは、婦人科系の疾患に効くと言われたものを1年間程度飲んでいたと思います。その後は嗜好品として時々買うようになりました。精油の時と同様、植物療法に出会ってからは毎日飲むようになりました。
化粧品、シャンプー類、生理用品などもなるべく自然の素材でできたものを選ぶようにしました。 直接肌に触れるパーソナルケア製品で、工業的なものはエストロゲン様作用を起こさせ症状を悪化させる恐れがあると書かれていたからです。
指圧・鍼はこの本を読んでから1年ぐらい後に通い始め、効果があったので今でも通い続けています。
定期的な運動習慣はこの本を読んでから5年後ぐらいに始め、妊娠するまで続けました。
実践してみた感想
精油を使用してマッサージしたり、加工されていない自然な食べ物を食べたり、ハーブティーを飲んだり、化粧品やシャンプーを自然由来のものに変えたりすることは、自分で自分をいたわっている心地よい感覚を生み出しました。
実際に腹痛は以前より和らぎましたし、チョコレート嚢胞の大きさも徐々に小さくなっていきました。
ゆっくり時間をかけて体質改善に寄与し、子宮内膜症の症状を和らげていったと思います。
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