子宮内膜症と診断されてから参考にした書籍『子宮内膜症 症状緩和のためのナチュラルセルフトリートメント』に、ハーブも有効であると書かれていました。
ハーブティーを購入して飲むだけなので手軽にできそうだと思い、書籍を読んで早速取り組み始めました。
当初とは取り入れるハーブは違いますが、ハーブティーは今でも飲み続けています。
子宮内膜症をはじめとする婦人科疾患に効くとされるハーブはたくさんあり、安全に気軽に始められるところがハーブの良いところです。
この記事では、私が最初の頃に飲んでいたハーブティーと、婦人科系の疾患に効くとされるハーブティーをご紹介します。
最初に飲んだハーブティー ”五行茶”
どのハーブティーを飲もうか考えていたところ、「五行茶」という婦人科疾患に効くハーブティーがあると聞き、買いに行きました。
販売していたのは、表参道にある「SINCERE GARDEN(シンシアガーデン)」というナチュラルコスメショップです(2025年9月にオンラインショップをのぞいたところ、五行茶のラインナップはなかったので、現在は販売していないようです)。こちらのお店は自然派なスキンケアグッズが販売されていて、2階にはヴィーガンカフェも併設されており、当時お気に入りのお店でした。
五行茶は複数のハーブをブレンドしたもので、種類もいくつかありました。
その中で婦人科疾患に効くとされた「木」という種類のお茶を購入し、1日1杯飲んでいました。
飲みやすく、飲むとほっとする味でした。
ただ、ずっと「木」だけを飲んでいると飽きてくるので、他の種類の五行茶や、五行茶ではないハーブティーも購入して「木」と交互に飲んでいました。「月桃」の入ったブレンドハーブティーが美味しくて好きだったのですが、現在は販売していないようです。
そんなこんなで五行茶中心のハーブティー生活は半年ほど続けたでしょうか。
五行茶や月桃茶を飲むとお腹がすっきりとして、軽くなる感覚がありました。
やはり腹痛の緩和に効いていたのだと思います。
嗜好品としても優秀 エンハーブのブレンドハーブティー
緩やかに子宮内膜症の症状が治まっていくと同時に、シンシアガーデン以外でもハーブティーを購入するようになりました。
具体的にどこで購入していたのかというと、精油の項目でも出てきたエンハーブです。
主に冬と夏の2回、福袋を購入していました。
エンハーブの福袋は、いろいろな種類の飲みやすくて美味しいブレンドハーブティー、シャンプー・リンス等がセットになっていて、お得だったのです。シャンプー・リンスは天然成分が豊富で、お気に入りなので現在も使っています。
ブレンドハーブティーは人気で飲みやすいものを取り揃えていました。
私はハーブティーを、子宮内膜症の治療のためというよりは、嗜好品として1日1杯飲むようになりました。
何となく、五行茶の方が子宮内膜症には効いていそうだなという感覚はあったのですが、エンハーブのブレンドハーブティーも飲むと心身がほっとゆるみ、いろいろな風味を試すことができたので、飽きることなくハーブティー習慣を続けることができました。
エンハーブのブレンドハーブティーは30歳過ぎに本格的に植物療法を学んで自分でハーブを選ぶようになるまで、6年程飲み続けました。
植物療法を学び、自分でハーブを調合する
30歳過ぎに植物療法の本と出合ったのをきっかけに、精油やハーブについてより詳しく学ぶようになりました。
それまでエンハーブの飲みやすいブレンドハーブティーばかり飲んでいたのが、自分で個別にハーブを買い、数種類をブレンドして飲むようになりました。
婦人科系の疾患に効くハーブも取り入れました。
具体的には、ラズベリーリーフ、チェストベリー(チェストツリーとも言います)、アンジェリカ(アンゼリカとも言います)等です。
一般的には馴染みがないものですが、専門的なハーブショップでは扱っています(私はラズベリーリーフとアンジェリカはエンハーブで買い、チェストベリーは自由が丘にあるグリーンフラスコというお店で購入しました)。
これらのハーブティーを、他のハーブとブレンドして飲んだり、ティンクチャー(ハーブをウォッカ等の度数の高いアルコールに数週間漬けたもの)にして飲み物に垂らしたりして取り入れました。
ラズベリーリーフはクセがある味だったので、私はジャーマンカモミールやシナモンなど、自分の好きな風味のハーブとブレンドして飲んでいました。
ハーブティーをブレンドするときは、多くても4種類にとどめておくのがオススメです。あまりブレンドするハーブの種類が増えてしまうと、それぞれのハーブの効能が薄れてしまうからです。
チェストツリーは苦く、主にティンクチャーにしてハーブティーや果実酢のソーダ等に垂らして、飲みやすくしていました。ティンクチャーはハーブティーで飲むよりも、ハーブの有効成分がぎゅっと凝縮されていると言われています。
主にラズベリーリーフとチェストベリーを長い期間取り入れていて、アンジェリカも1袋買って飲みましたが、これまたクセのある味だったので飲み終えてからは取り入れていません。
これらのハーブを、植物療法を学んでから妊娠するまで10か月程度摂り続けたと思います。
逆に、ラズベリーリーフ、チェストベリー、アンジェリカは妊娠してからは飲んではいけないハーブとされています(ラズベリーリーフは臨月からは大丈夫)。
まとめ:効果と感想
子宮内膜症と診断されて数か月後から、薬物療法や他のセルフケアと合わせながらハーブを取り入れ、6cm以上あったチョコレート嚢胞は2cm以下になり、腹痛・生理痛も全く出なくなり、体外授精で問題なく妊娠できました。
ハーブには穏やかに身体の炎症を抑えたり心身をゆるめたりする働きがあるものが多く、子宮内膜症の症状緩和に役立ったと思います。
そして何より、手軽で美味しいところがハーブティーの良いところです。
ハーブは味も風味も様々であり、基本的には自分が美味しいと思うもの、飲んでみて身体が喜んでいると思うものを摂ればいいと思います。
私はチョコレート嚢胞を小さくし、当時止まってしまっていた生理を戻し、妊娠するという確固たる目標があったので、ラズベリーリーフ、チェストベリー、アンジェリカは飲みやすいように工夫しながら摂り続けました。
惰性で同じハーブティーを飲み続けたり、美味しくないと思うものを無理に飲む必要もありません。
飽きた味のハーブティーは、最初より効果が薄れているのだと思います。
別のハーブティーを飲んで、少し感覚を空けてまた飲んだら美味しかった、ということもあります。
美味しく楽しくハーブを取り入れ、少しでも心身の不調が改善する人がいるといいなと思います。
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